2024年09月03日

そして・・やっと第1回本公演へ!

「すずしろ」がスタートして2年目の2006年11月に

メイプルホール・小ホールで第1回本公演「見果てぬ夢」を上演いたしました♪

試演会の「煙が目にしみる」が好評だったこともあり、

同じ堤泰之さんの「見果てぬ夢」を選びました。

大阪弁に直したり、登場人物も男性が足りないので女性役に数名書き替えました。

今と比べると舞台セットも何もかも団員手作りで本当に質素な舞台ですが、

でも当時の団員達にとっては、初めてホールで公演するのが、

晴れがましく眩しい舞台と映りました♪

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これを見てびっくりなのが入場料無料となっていることです。

「公演」と書けなくて「試演会」としたように、

まだ「お金をとるほどのものはお見せできない」との決定だったとおもいます。

間の悪いことに、「見果てぬ夢」の本番の日は、操先生の東京での舞台本番の日と重なったので、

操先生が敬愛する先輩の俳優の三松さんが指導してくださることになりました。

今なら本番に先生がいないことは考えられないことですが、役者活動も積極的になさっている

その頃は全然ありのことでした。

三松さんはジョニー・デップばりの男前で自由劇場に長くおられた少し無頼な雰囲気のある素敵な俳優さんです。
操先生とは「ラスト・サムライ」の撮影で仲良くなられたようです。

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三松さんのご指導のお陰もあり、公演は好評のうちに無事に終りました。
本番が終わったその日の夜行バスにのって、私は操先生の舞台をみに新宿まで行きました。
まだまだ60代前半の私にはそんな行動力やエネルギーがあったんですね(笑)

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この舞台のために団員達で作ったベンチ2個もそのあと長く役にたちました♪

あ〜涙がでるほど懐かしい・・

まあ・・幼稚園でいえば、年少さんやね(-_-;)(笑)

操先生が、「今のみんなは本当に上手です。昔はもっと下手だった」と今の団員達のお芝居を

褒めることがありますが、私は心の中で「操先生、それを比べるのは酷や」と思っています。

操先生の稽古も月1回、経験もない中夢中で自主稽古していたその条件も違いする今と

比べるのは酷です。

でもその時のすずしろには最高の経験ができたと幸せを感じたものです。

























posted by すずしろ at 13:47| Comment(0) | 稽古日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする