*2005年10月9日(日)*
そして・・
劇団がスタートして、
ちょうど1年目に発表のチャンスが訪れた。
箕面市立東生涯学習センターが東部地区でも
ぜひすずしろの活動を紹介したいと
共催で公演できることになった。
会場は東生涯学習センターの大会議室。
一応照明と音響の設備はあるがホールのようにはいかないが
初舞台のわれわれにはそれでもまぶしいばかりの場がととのった。
指導者のみさを先生が月1回しかこれないので、
アッキーが演出補というか
本番までの稽古の交通整理をすることになった。
えっ! ええっ?!
わたし・・!?
だって・・!?
出たいし・・!?
そんなつもりで・・
劇団の代表のおすぎさんは
元朝日テレビのプロデューサー、
本職やん・・・!
でもその当時から男性団員は少なかった。
貴重な主役としておすぎさんが演出にまわることはできない。
ほな・・、わたし・・・?
「女は度胸! 男は愛嬌!」??
腹をくくって交通整理に徹した。
みさを先生も3日前に東京からかけつけ
最後の仕上げの演出に全力で指導してくれた。
そして、迎えた本番当日!
私は5年経っても、あの日の感激をわすれることはできない!
ひとが夢中で一生懸命になるということは
こんなに素晴らしいものか!・・
全員が夢中で必死で台詞をいう!
全員が台詞が飛んでいてもだれもきづかないほど
集中している!
今振り返れば、
台詞の間や、出トチリやミスはいっぱいいっぱいあったが、
それは問題にもならなかった!
みんなの必死な思いは観客にも伝わり、
ほぼ満席の客席(100席)が
感動して満足しているのが、
客席の端で台本抱えてプロンプに備えていた私にも伝わった。
本番の間じゅう、私の体の震えは止まらなかった。
出演しているみんなと完全に一体になっていた。
大拍手のうちに舞台は無事終了!
みんなの晴れやかで、誇らしげで、安堵した表情!
胸がいっぱいになった!
良かった!!
よかった!!!
ヨカッタ〜〜〜!!!
みさを先生が近づいてきて
「よかったですね!!」とわたしに一言。
私は深く頷いた。
それ以上の言葉を交わす必要がなかった。
シニアになってこんなに感動できる場所が
持てるって、
みんなも凄い体験ができた。
私はあらためて演劇のもつ素晴らしい力を再確認した。
しか〜し!
言うときますが、
この日までは稽古の中で
たくさんの葛藤があり、
問題があり、どうしようとおもうこと、
気持ちの行き違いなどなど
シニアとは思えない、
嵐の稽古の連続だったのですゥ!
問題発生のたびに
わたしはパニックになり
東京のみさをさんに
「こんなんですゥ〜!」
「あんなんですゥ〜!」
と泣きついていた。
みんなはそんなナイーブなアッキーを知らんデショ!?
それは嘘でしょ??・・
だれや! 聞こえてるよゥ〜!!
でも、みんな若いなあ〜〜!
5年前かあ〜〜!
初々しいなあ〜〜!
すずしろの初舞台は大成功でした!!
みなさんに感謝! 感謝!!
ありがとうございましたぁ〜〜〜!
2009年12月27日
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