*2007年8月28日、30日、9月1日*
劇団活動はここまで順調にはきていたが、
ただひとつ順調でなかったのは、
団員の減少という現実であった。
16名でスタートしたが、いつの間にか団員数11名に。
香風寺さんでの依頼公演もひとりは
退団した団員にお願いして参加してもらうはめに。
劇団が誕生して2年半が経っていた。
退団の理由は様々だが、
健康問題、家庭問題と
ここにきてわたしはシニアの置かれている
きびしい社会的状況に遅ればせながら気づき始めた。
決して「ご気楽な年寄りの集まり」ではない。
でも環境が難しければ難しいほど、
辞めていくという方法ではなくて、
それをお互いに受け入れあい支えあう場にしたいと
強く願うようになった。
団員を増やさなければ・・
客演してもらわなくても団員で公演ができること。
公演はダブルキャストでできるように、
何か急な事情ができて役を下りても
公演に支障がないように。
長期の病欠でも、心置きなく治療し、復帰できること。
この2年半の間にポツリポツリと入団するひともあったが、
それと引き替えのように辞めていく団員もいたりで、
結果団員数は減る一方だった。
そこで、劇団立ち上げのきっかけとなった
ワークショップを再び開くことにした。
平成19年度箕面市文化振興事業団共催事業
劇団「すずしろ」プロデュース:短期集中講座
「60歳からの演劇入門教室
倉田 操 指導
日時:2007年8月28日(火)、30日(木)、9月1日(土)
計3回
参加費: 1500円
申込者は14名
ワークショップ後入団希望者は6名
上々の出来であった。
劇団を立ち上げたものを一期生
このワークショップの入団者を二期生と呼んでいる。
これで客演してもらわなくても、劇団員だけで公演はできる。
でもダブルキャストにはまだまだ足りない人数だった。
指導者の操さんもこの頃には
すっかり演出や指導方法も自信もでき、
余裕をもってシニアの劇団をひっぱってくれるようになっていた。
若い操先生の感性とシニアとの絶妙なコラボレーションが
今から思うとすでに始まっていたのだ。
2009年12月23日
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